経営戦略を考える上で、企業目標は重要であるが、ここで企業目標は何かを決めることはできない。それぞれの企業が自社のあるべき姿を考えるわけで、それが今後の自らの判断軸となる。それがないなら経営企画室などが決める必要があるが、それはあるという前提で分析を考えていく。
まずは、PEST分析を考える。
PEST分析は、外部環境分析の一つで、業界の環境を非常に大きく見るためのもの。
この分析から、業界の今後の動向を予想したり、現状を把握したりします。
PESTは4つの要素の頭文字
Politics:政治・法律
Economic:経済・景気
Social:社会・文化
Technology:技術革新
Politicsは、政治の影響、法規制などにより、自社はどのような状況にある(なる)かを分析する。法緩和が進みそうなら、新規事業に参入が可能になる、または自社の競争環境が激しくなるなど。
Economicは、現在、数年後の経済状況はどうなるかを分析・判断する。今ならアベノミクスは成功すると考えるなら、増産体制を整えるなど。
Socialは、顧客の指向の変化や人口動態の変化、海外に進出するなら地域の文化などを分析する。
Technologyは、業界に関する技術革新や新技術開発などを分析する。特に製造業においては技術革新がインパクト大きくなる。直接コストダウンにつながる、製造装置の価格ダウンや製造方法の新技術発明による新規参入など。
PESTで自社を取り巻くマクロ環境を分析して、自社の業界を分析する5F分析に進んでいく。
次は、マイケル・ポーターの5F分析を見ていく。
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